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Thu

12/8

2022

誌上でめぐる世界の恐竜化石(9)南極大陸

 前回(本誌10月号)、今から約8000万年~6600万年前の白亜紀後期に、現在のアルゼンチンに生息していた肉食恐竜「マイプ・マクロソラックス」をご紹介しました。今月は、当時の南アメリカ大陸と陸続きだった南極大陸に足を延ばしてみましょう。
 南極圏のような寒いところに、恐竜なんていたはずがないと思っている人も多いかもしれません。しかし、南極大陸が現在のような氷の世界になったのは、地球の歴史の中ではごく最近の出来事です。中生代には森林もあり、恐竜たちが闊歩(かっぽ)する場所でした。しかし今から約3500万年前頃に南アメリカ大陸と分離すると、孤立した南極大陸の周りに周南極海流ができ、その結果、南極大陸は一気に寒冷化して氷の大陸になっていったのです。南極大陸は行くのも大変ですが、地表が氷で覆われているので化石を探すのはもっと大変です。
 まだ尾の骨の一部しか発見されていませんが、南極大陸にも大型草食恐竜の竜脚類がいたことがわかっています。国立科学博物館に展示されている竜脚類アパトサウルスは、北アメリカの恐竜です。展示室では、アパトサウルスの尾の下を歩いていただくようになっています。もしどこかで竜脚類の細長い尾を見たら、南極大陸の竜脚類にも想いを馳せてください。

独立行政法人 国立科学博物館 副館長・研究調整役真鍋真

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