新しい選択肢としての「地方移住」(4)後悔しない計画の立て方

　地方移住は、かなり早くから計画や下調べを始める必要があります。特に行政の移住支援を受ける場合には、概要を把握し、早めに申請を行わなくてはなりません。定員には限りがあり早い者勝ちですし、申請期間が短いこともあります。また、ネットには出ていない新しい支援策があるかどうかも、事前に行政に問い合わせてみるとよいでしょう。
　そして、移住先の情報を調べ、引っ越し先の物件を探します。通常はなかなか見つからず大変ですので、早めに始めましょう。子どもの学校や保育園はスムーズに転校、入学などができるように、移住先に問い合わせや相談をしておきます。制服が必要な場合には、到着後すぐに受け取れるように段取りをすることも忘れずに。
　なによりも早く始めなければならないのは、引っ越しの準備です。普通の引っ越しとは異なり、料金が100万円を超えるようなこともザラです。特に春は繁忙期のため、遠方への配送は断られてしまうこともあります。早くから断捨離を始め、売れるものは売ってしまい、持っていかないものや現地で手に入れたほうがよさそうなものは処分しましょう。荷物はできるだけ小さくまとめて自分で箱詰めして、すべて宅配便などで送ると最も身軽で金額も安く済みます。家具などの大きな物は、現地で手に入れるのがお勧めです。

全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています