イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2023

人と犬と猫がともに暮らすこと(5)認知症犬や高齢犬がなくときの対処法

 寝たきり、もしくはそれに近い認知症犬や高齢犬がなくときは、「何か要望している」か「意識障害」のためです。私の臨床経験では、動けない犬の望みは多い順に「立ちたい・動きたい」、「排泄したい・排泄した」、「身体が痛い」、「食物や水などが欲しい」、そして「不明」で、ほとんどが最初のふたつです。犬の望みを叶えれば静かになりますから、多い順に試します。
 立ちたいという望みは、小型犬ではタオルを筒状にして跨(またが)らせ、立っている姿勢にします。静かになった後、再び声を出すようなら「動きたい」のです。タオルに跨らせた犬を、キャスターを付けた板の上に乗せて動かせば、たいていおとなしくなります。犬を抱いて歩き、やさしく揺らしてもよいでしょう。犬の大きさによっては、バスタオルなどを用意する必要もあるでしょう。
 排泄に伴ってなく犬は、オムツの中を見ればわかります。「立つ・動く・排泄する」は基本行動ですから、認知症犬も望んでいるのでしょう。
 静かにならない場合には、意識障害と考えます。意識障害の程度は犬に与える刺激への反応によって判断します。以下は犬に与える刺激の弱い順ですので、参考にしてください。(1)いつもの声の大きさで名前を呼ぶ、(2)身体を撫でる、(3)犬を抱く、(4)犬を強く抱きしめる。

井本動物病院 院長井本史夫

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