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5/1

2023

ストレス社会を心穏やかに生きる(103)生死(しょうじ)はすなはち仏(ほとけ)の御(おん)いのちなり

 人には、「この出会いあればこそ」と言えますような、自身の生き方に影響を与え、一生の糧となり、生涯を支えてくれますような「出会い」というものが、少なからずあろうかと思います。それは、人との出会いであることもあれば、心や言葉との出会い、ものや出来事との出会い、命や魂との出会いであったりするかもしれません。皆さまの人生には、いったいどのような、大切な「出会い」があられますでしょうか。
 私にとりまして、人生最大の出会いは、寺山旦中(てらやまたんちゅう)先生という師との出会いでした。先生は、「剣・禅・書」を修め、山岡鉄舟居士(やまおかてっしゅうこじ)や、弘法大師(こうぼうだいし)・入木道(じゅぼくどう)の流れを汲む、「筆禅道(ひつぜんどう)」という筆をもって行ずる禅の道の師家(しけ)であられ、先生と初めてお会いしましたのは、私が高校3年のときでした。以来、本当に大切なことを数多くご教授くださいました。
 先生(松風庵旦中居士(しょうふうあんたんちゅうこじ))は、平成19年(2007年)5月1日、世壽(せじゅ)69歳(享年71歳)にて遷化(せんげ)され、本日、17回忌の祥月命日を迎えました。生(せい)と死(し)に分かたれてしまう「いのち」が「仏さま」なのではなく、本来、生も「生(いのち)」、死も「死(いのち)」と呼びます「生死一如(しょうじいちにょ)」の「生死(いのち) 」を名付けて「仏さま」と言います。先生の「仏さま」としての「いのち」は、今もってなお、私たちのすぐそばにいらしてくださり、各々の道を成就させんと大喝激励してくださっております。

合掌九拝

下野薬師寺別院 舎那殿壇 龍興寺 副住職阿波建多

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