- 日替わりコラム
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6/12
2023
アンコンシャス・バイアスとは、「無意識の偏ったものの見方」のことです。各人が過去に経験したことによって意図せず形成されるもので、誰しもなんらかのアンコンシャス・バイアスを持っていますので、持っていること自体が問題というわけではありません。
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所代表理事の守屋智敬氏は、私たちがアンコンシャス・バイアスと向き合い続けていくためのポイントとして、一人ひとり、そのときどきと真摯に向き合うことが大切だと述べ、十把一絡げなものの見方ではなく「これまでの100人に影響がなくとも、101人目に影響があるかもしれない」という気持ちで臨むことを薦めています。
食品の製造や調理の現場は、日本固有の文化や風土と関係性の深いものですが、アンコンシャス・バイアスという視点で改めて見直してみるとどうでしょうか。
たとえば、「これは男性(または女性)がする仕事」と決められている仕事はありませんか。「男性なのに(または女性なのに)期待通りでない」という評価や、「若い世代(またはシニア世代)だから、こうであるに違いない」というように決めつけてしまう場面はないでしょうか。未来に想いを馳せ、変革を開始する時です。
リテールHACCP研究所山森純子
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