4つの「へ」が社員の気付きの機会に

　オルタナ編集部では、これまで記事を書くときに大事なポイントとして、4つの「へ」を伝承してきました。
　第1は「変化」です。「新型コロナウイルスの感染者数が減って、インバウンド観光客が増えてきた」、「急激に卵の値段が上がり、取扱いを止める事業者が出てきた」など、世の中は日々変化に溢れています。その変化を、ほかのメディアより先に捉えることが重要です。第2は「へそ」です。物事の中核や本質、いわゆる「へそ」を突くことです。いろいろな動きがある中で、大事なものは何かを見極めることが大切です。第3は「変だ！」と思う気持ちです。普段なら見逃しがちな些細なことに違和感や疑問を持ち、それを解き明かしていく姿勢を持つことです。
　そして、第4は「へえ」です。これが最も大事です。それを見出しで表現できたら、記事を読んだ読者に「へえ」と共感、納得してもらえ、クリックされる確率が高まります。
　この4つの「へ」。記者職だけでなく、開発、製造、営業、マーケティングなどあらゆる職種で使えると考えています。弊社オルタナでも、毎日の朝会で、社員全員が「へえ」と思ったことを発表します。身近な「へえ」、家族や友人たちと話していて感じた「へえ」を出し合い、聞き合うことが、組織のコミュニケーションを高めると感じています。

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