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8/2

2023

誌上でめぐる世界の恐竜化石(13)アメリカ・アリゾナ州

 今から約2億年前のジュラ紀前期、現在の北アメリカにスクテロサウルスという草食恐竜がいました。全長1.5mほどの二足歩行の草食恐竜です。
 スクテロとはラテン語で「小さな盾」を意味します。首から胴体、尾にかけて、長さ1cmくらいの小さな硬いウロコ(盾)を300個ほどもっていたことから名付けられました。
 ジュラ紀のステゴサウルスのような剣竜(けんりゅう)、白亜紀のアンキロサウルスのような鎧竜(よろいりゅう)など、体の周りのウロコを骨で分厚く頑丈にしていった草食恐竜がいたことが知られていますが、スクテロサウルスはそれらの祖先形の恐竜だったと考えられています。丈夫なウロコは、ワニ革のベルトやお財布のようなものでした。ステゴサウルスやアンキロサウルスは四足歩行でしたが、その遠い祖先のスクテロサウルスは二足歩行の小さな恐竜でした。
 7月7日から9月24日まで、大阪市立自然史博物館で開催される「恐竜博2023」では、最も完全度の高い最良の鎧竜といわれる全長約6mのズールの全身実物化石と、スクテロサウルスの全身複製骨格が展示されています。機会がありましたら、会場でスクテロサウルスからズールへの進化に想いを馳せてみてください。

独立行政法人 国立科学博物館 副館長・研究調整役真鍋真

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