イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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9/1

2023

衛生視点で感染症・災害時のBCPを考える(5)浴場休止・再開とレジオネラ症対策

 自然災害が起きて一時的にライフラインが停止したあと、水道や都市ガスなどが復旧したときに注意しなければならない点があります。公衆浴場のほか、旅館やホテル、介護施設、工場などの大浴場の休止・再開時のレジオネラ症対策です。
 大浴場では、浴槽の湯を循環処理して繰り返し利用する「循環ろ過式」が多くみられます。そうした施設での過去のレジオネラ症患者発生事例をみると、高リスクだった一例が、施設をいったん休止して再開したときでした。なぜかというとそれは、レジオネラ症の原因菌であるレジオネラ属菌が増殖する条件と重なるからです。ひとつは、湯が配管中に留まることで菌が増殖しやすくなること、もうひとつは、レジオネラ属菌は温度20~45℃で増殖することです。災害時のように、一時的にライフラインが停止した状態でも同じことが起こり得ます。
 では、どのようにしたら良いのでしょうか。一定期間、浴槽が使用できないと判断された場合は、配管中の湯水をすべて抜くことが最善です。災害時に残り湯を有効に使いたいと考えるなら、浴槽の湯を別の容器などに移したあとに、配管中の湯を抜くと良いでしょう。再開時には、設備の点検・整備のあと、浴槽に湯を張り、次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒剤を入れ、浴槽水を1~2時間以上循環させて状況を確認します。

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オフィス環監未来塾 代表中臣昌広

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