今年の「魚へんの漢字」

　争いが絶えない国や地域が多くあります。2023年版世界平和度指数によると、91もの国や地域が紛争に関わったり巻き込まれたりしており、ここ15年で最多となっているそうです※ 。一方、北極、南極、グリーンランドの氷が急速に解けています。氷には気温上昇を抑える緩衝効果がありますので、氷が少なくなれば気温上昇は加速します。このような状況には、世界が結束しての対応が必要でしょう。今が行動を起こす時と思われます。そこで、今年の魚へんの漢字は䲜(ごう)ではないかと思いました。䲜は魚が群れをなすさまを表しますが、ある種の魚は敵に対して群れを作って攻撃をかわす行動を取ります。
　自然界は人間を作りましたが、これには過去の地球全球凍結や巨大隕石などによる大量絶滅を繰り返さないよう、自然界を守らせたい意図があるのではないかとも思います。現在NASAでは将来地球に飛来する可能性のある隕石を選別し、危険な大きさのものは遥か彼方にあるうちにロケットを打ち込んで、地球に衝突しない軌道に変えさせる試みが進められていると聞きます。
　過ちに気付いたら改善策を考え、実行する「改善活動」が必要です。争いのない平和な世界へ、そして全世界が結束して地球の環境改善と安全確保に進んでいってほしいと切に思います。

※ 　参考文献：Forbes Japan（https://forbesjapan.com/），2023.06.29号，2023.06.30号

全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています