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2024

若き開発者への手紙(37)「読書サーフィン」のすすめ

 読書をしていると、多くの場合、重要な記述に対しては参考図書が示されています。1冊の中に引用されている別の本に興味を持ち、その本を続けて読みたくなることがあるのです。そうして読んだ別の本の中に、また興味を引かれる本が紹介されている、といった具合に次々と本を読み漁っていってしまうのです。このような状況を、私は「ネットサーフィン※1 」ならぬ、「読書サーフィン」と名付けました。さらに、1冊の中に引用されたり紹介されたりしている本は1冊とは限りません。そうすると、読みたい本がどんどん増え、実際の読書が追いつかなくなり、積読(つんどく)が※2 増えていくことになります。一般的に積読はあまり好ましくないこととされがちですが、これが結構役に立つのです。ある課題に直面したときに、それに関連した本が積読の中にあったりするのです。その本のおかげで、短時間で問題を解決することができたという経験が何度かあります。
 「ネットサーフィン」の場合は、検索機能により自分の興味や好き嫌いといったフィルターが掛けられてしまうため、情報が偏りがちです。しかし「読書サーフィン」では、自分の考え方や趣味嗜好とは関係なく次々と本を精読していくため、知識やものの見方などを偏りなく深耕させることができるのです。

※1 「あまり目的を持たずに、興味の赴くままに次々とウェブサイトを閲覧すること」を波乗りに見立てて使われる言葉
※2 読みたいが、読めないまま机の上に積まれている本

商品開発アドバイザーH・B 山越

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