イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

DAILY COLUMN

- 日替わりコラム

Tue

1/23

2024

人生永遠のテーマを追った作家 向田邦子(8)『寺内貫太郎一家』(2)

 TBS水曜ドラマ『寺内貫太郎一家』には、2つのシリーズと3本のスペシャルドラマがあります。ここでは第1シリーズについて書いていきます。テレビドラマといえば恋愛をメインにした題材が多いですが、このドラマもそれを踏襲しています。しかし恋愛だけにとどまらず、家族と周囲の人たちとをつなぐ重要な要素として展開していきます。
 寺内家の長女は静江、年齢は23歳。演じたのは梶芽衣子さんです。静江は4歳の時に、父・貫太郎※1 と「寺内石材店(通称「石貫」)」の店内で遊んでいる時に負った怪我が原因で、左足を引きずって歩いています。母・里子※2 は運動会シーズンになると、静江が徒競走で足を引きずって走りながら最後にゴールする姿を見るのが辛くて、運動会シーズンが一番嫌いと言います。
 第1話では、静江が恋人・上条裕也※3 を貫太郎に紹介するところから始まります。実はこの上条には、先妻との間にできた息子マモルがいます。怪我というハンデを乗り越えてキビキビとお店の事務をこなす静江の姿に、貫太郎は「こいつには幸せな結婚を……」と思っていた矢先の出来事でした。このドラマには毎週多くのアクシデントが登場します。寺内貫太郎という「昭和の父親」の心の変遷が、触れたくない過去とシンクロする時に、喜劇における悲劇性を見出すことができます。

※1 小林亜星
※2 加藤治子
※3 藤竜也

写真技術研究所別所就治

全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています

戻る

ACCESS

- アクセス

事業所

〒275-0024
千葉県習志野市茜浜1-12-3
ライフ・クリエーション・スクエア内BMSA・環文研共同研究棟1階

Google Map

本部

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-11
アグリスクエア新宿11階

Google Map
お問い合わせはこちら トップへ