- 日替わりコラム
Thu
1/25
2024
アイヌ犬(北海道犬)まりもを交配させてから4週が過ぎました。受精しているとすれば、妊娠中期(4~6週)の真ん中ごろになります。受精卵が着床し、胎嚢(たいのう)ができる妊娠初期(1~3週)は、人でいう「つわり」の時期。まりもは、ドッグフードを数回残し、嘔吐が1回ありました。ひょっとしたら妊娠したかも、とぬか喜びの日々でした。
最近は食欲旺盛で、やたら食べます。でも妊娠中期の特徴である腹部膨大、体重増加なのか、単なる食べ過ぎなのか、まだ判然としません。乳房に変化はありません。動物病院で妊娠診断する方法もありますが、まりもは動物病院が嫌いときています。嫌がることは無理強いせず、自然体で時が来るのを待とうと思っています。
行動も変わりました。大好きな散歩に出てもすぐに家に帰ろうとするし、日がな1日よく寝ます。私に体をすり寄せて寝るかと思えば、独り寝も増えました。私が外に出ると必ずついて来ていたのが、家で留守番することが増えました。加えて、ふるまいが少しおとなしくなった気がします。かみさんに甘える時間も増えました。これらの変化が妊娠のせいかどうか、判然としません。もしそうなら交配後7~9週になれば、胎動、乳腺の張り、腹部膨大、営巣行動が出てくるはずです。
今はまりものおなかやおっぱいを撫でて、気配を探る楽しい毎日です。
富山市ファミリーパーク 名誉園長・元日本動物園水族館協会 会長山本茂行
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