イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2024

キメンガニ

 2月3日は節分です。「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆まきをされるご家庭も多いのではないでしょうか。その際に鬼役が面をかぶることもあると思いますが、海には鬼の面をもった蟹がいます。
 名前をキメンガニといい、男鹿半島、房総以南の水深10~70m程の貝殻が多い砂泥底に棲みます。ヘイケガニ科キメンガニ属に属しますが、ヘイケガニ科の蟹は甲羅の凹凸が怒った人の顔に見える特徴があることから、壇ノ浦で敗れた平家の亡霊が乗り移ってこんな形になったという言い伝えがあります。そしてこのキメンガニは、ヘイケガニ科の中でも特に凹凸が深いうえに角のような突起もあり、鬼の顔に見えることから、「キメン(鬼面)」という名前になったようです。
 一方この蟹は、貝殻などを背負って甲羅を隠し敵から身を守る習性があります。貝殻が多い砂泥底に棲むのもそのためで、ものをつかむために特化した最後尾の足二対は上を向いており、その小さな足で貝殻などをつかんで身を隠します。ただし人から見れば不自然に動く貝が海底にいることになりかえって目に止まりやすくなるので、人には堂々と鬼の顔の甲羅を見せて気後れさせたほうが良いかと思います。キメンガニの甲羅を節分のお面代わりに使えないかとも考えてしまいますが、甲羅の幅は3.5cmほどですので、お面用に捕まることはないようです。

古田優

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