イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2024

食品工場での衛生管理のポイント(1)毛髪混入防止対策

 一般的に、1日に抜ける髪の毛は平均55本といわれていますが、それらはいつ抜けるかわかりません。そのため、皆さんの通勤着には出社するまでに抜けた髪の毛が付いていることがあり、通勤着を清潔な作業着と接触させると、抜け落ちた髪の毛やほかの毛髪※が作業着に付着するおそれがあります。この行為は、異物となる「毛」を場内に持ち込むことにつながり、異物混入の原因になり得ます。作業着は、通勤着との交差を避けて管理しましょう。そして工場内でできるだけ毛髪を落とさないようにするために、(1)体の汚れや古い角質、抜け落ちる予定の毛髪を入浴して洗い落とす、(2)家庭で洗髪や洗顔をしっかり行い、抜け落ちる予定の髪の毛や眉毛などを洗い落とす、(3)ブラッシングによって、その日に抜け落ちる予定の髪の毛を取り除く、を実施しましょう。
 また、作業する際にかぶるインナーネットや帽子は、髪の毛が製品に入らないようにするために必要なものです。髪の毛がはみ出ないようにきちんとかぶりましょう。ケープ付きの帽子は髪の毛の落下を防ぐのに適していますが、作業着の首元のファスナーをつい緩めたくなるものです。しかし緩めてしまうと着衣が乱れ、開いてしまった首回りの隙間から髪の毛が落ちる可能性があります。職場で決められたルールどおりに着用しましょう。

※ 人体の体表に生ずる毛の総称

イカリ消毒編『食品工場必携 食品衛生べからず集』(2009年発行)改編

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