- 日替わりコラム
Fri
3/8
2024
書類整理を進めるにあたり、多くの方が「要・不要の判断が苦手」とおっしゃいます。考え悩む間に時間はどんどん過ぎ、結局片づかないまま疲労感だけが残る、そのような悪循環から抜け出すには「迷う書類」の要・不要の見極めスピードがポイントとなります。
アプローチ方法はいくつかあるのですが、まずはその書類を次に使うのはいつで、どういうシーンなのかをイメージしてみてください。たとえば、家電製品の取扱説明書。エラー表示の際に見る方なら取っておけば活用できます。見たいけど毎回探さなければ出てこないという方は、必要なときに取り出せるように管理を進めるなら取っておく、または、あきらめて処分でも良いでしょう。一方、ネットで検索する方や、すぐ電気屋さんに連絡するという方は、手元には不要です。
私は「とにかく捨てて、すっきりすれば解決」ではなく、必要なときに使えることが大事だと考えており、そのための管理をお伝えしています。同じ書類でも人によって要・不要の基準は異なります。必要なのは、具体的に自分が利用するシーンを想像し、どう行動するか。ここを考えるよう問いかけると、多くの方が要・不要の判断が一歩進みます。迷い悩み「どうしよう」と思考が止まってしまっている方は、次は「いつ使うか」を自分に問いかけてみてください。
株式会社オフィスミカサ 代表・整理収納アドバイザー一級認定講師長野ゆか
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