イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

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2024

三浦半島の自然と歴史(29)三浦半島の縮図としての寄植え

 樹高5~6mになるカナリーヤシが三浦の自宅マンション前に街路樹として植えられています。フェニックスとも呼ばれ、原産はアフリカ大陸北西沿岸に近いカナリア諸島です。三浦半島はギリギリ自生可能な場所のようです。そのほか、アイビー、タマシダ、近くにはソテツも植えられています。株が古いので毎年幹から子株(不定芽)がたくさん出ます。ある時、大きくなり根が出て落ちてしまったものを見つけ、拾って植木鉢に入れておいたところ、1~2年後に芽が出てきました。その植木鉢には、いつの間にかタマシダも出てきました。近くで拾ってきたオニヤブソテツ(シダの仲間)も新芽が出ては枯れ、また新芽が出る、を繰り返しています。ソテツは成長が遅いので、鉢植えを始めてもう6~7年が経ちますが、3つの株からようやく30cmぐらいの葉がそれぞれ出てきました。ソテツの寄植え盆栽の出来上がりです。気の長い話です。水はあまりやらないほうが良いそうですが、鉢が小さいのでこまめにやっています。今のところ枯れることなく、大きくなっています。
 オニヤブソテツとマンションで自生しているハブランサス・ロブスタス※1 のタネから花が咲くまでになった鉢に、メリケンカルカヤ※2 がいつの間にか根付き、寄植えになっていました。メリケンカルカヤは要注意外来種なので、広がらないようタネができる前に刈ることにしています。

※1 中南米原産で観賞用に栽培される球根植物。花期は6~9 月。
  花は、ピンク色で5cm 位の漏斗状。高温乾燥が続いたあと雨が降ると一斉に開花することから、レインリリーとも呼ばれる
※2 北アメリカ原産の多年草で、1940年頃に愛知県で初めて確認された。外来生物法では要注意外来生物に指定されている

NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会 常任理事前川秀彰

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