目標達成に近づく行動の特徴

　かなえたい夢や年始に立てた目標など、それらを現実のものにしている人の行動には、ある共通点があります。それは「どんな行動をとるか」だけでなく、「行動の質を高める」工夫をしているという点です。
　具体的には、目的や使命を表す「ミッション」や行動指針となる「バリュー」、目標となる「ビジョン」を常に意識した行動をとることです。つまり「行動」という目に見えるものだけでなく、「目に見えないけど大切なこと」を意識して行動するということになります。
　たとえば仕事において「お客様に常に笑顔で接する」というバリューがあるとします。このバリューを意識づけるには大きくふたつの方法があります。ひとつ目は、バリューを起点に現場へ落とし込む方法です。バリューを実践することで生まれる良いことを挙げ、現状はどれくらい実践できているのか、実践が不足しているなら、明日から何に取り組むのかなどを考え、具体的に実行に移します。ふたつ目は、現場で起こったことを起点にバリューを考える方法です。お客様からクレームがあったときに、バリューがきちんと実践できていたのかを振り返るというものです。「行動するときに大切にしたいこと」を明確にしたうえで、それが日常の行動に紐づくような工夫を取り入れることで、行動の質が上がり、目標達成に近づきます。

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