乳製品の魅力と健康(8)6月1日は何の日？～酪農家を応援しよう！～

　6月1日は世界牛乳の日(World Milk Day)です。2001年に国連食糧農業機関(FAO)が提唱し、日本でも2007年に日本酪農乳業協会(現一般社団法人Jミルク)が6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」と定めました。業界団体による楽しく学びのあるイベントや各地の牧場や牛乳・乳製品の工場などの催し、SNSでは牛乳への感謝を示すキャンペーンなども実施されます。
　一方、報道では酪農家の窮状を目にすることが多くなりました。一般社団法人中央酪農会議の調査によると、飼料価格や燃料費・光熱費の高騰などにより85％の酪農家が赤字経営となっており、日本の酪農業は存続の危機に直面しています。「牛乳がなくてもほかの飲み物があれば…」と思うかもしれませんが、牛乳はヨーグルトやチーズ、バター、アイスクリームなどの乳製品や、ケーキ、プリンなどのデザート、料理にも使われます。「日本の食の基盤維持」の使命を持って酪農家は頑張っています。
　もっとも簡単に続けられる応援は冷蔵庫に牛乳を欠かさないこと。もちろんそのまま飲むのも良いですが、ジュースやサイダーと牛乳を1：1で割る新しい飲み方はいかがでしょう。ジャムやゆで小豆を入れるのも美味しいです。乳業メーカーのサイトなどでは、牛乳を使った料理やデザートがたくさん紹介されていますので、ぜひ作ってみてください。

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