イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Wed

6/5

2024

6月の二十四節気「芒種」と「夏至」

 6月5日前後に訪れる二十四節気※ は「芒種(ぼうしゅ)」です。
 芒種とは、稲や麦など穂の出る穀物の種を蒔く頃という意味で、芒種の芒は「のぎ」と読み、イネ科の植物の穂先にある針状の突起を指しています。昔からこの時期は田植えや麦の刈り入れを行う目安とされてきました。芒種の次は、昼の長さが1年で最も長い「夏至(6月21日前後)」へ続き、暦の上では夏の3番目と4番目の節気となります。
 芒種の頃になると全国的に梅雨入りし、湿度が高くムシムシとした気候になっていきます。蒸し暑く雨が続くこの時期は、なんとなく体が重だるく感じたり、疲れやすくなったり、頭痛や食欲不振など、梅雨空と同じように気分や体調もスッキリとしない症状が現れます。漢方では、これらの不調は、余分な湿気が体内に溜まることで胃腸の働きが低下し、水分代謝が悪くなることで起こると考えられています。梅雨の季節にこれらの不調を感じやすい人は、いつもの食事に水分代謝を促す豆類やトウモロコシ、はとむぎなどの穀類を取り入れてカラダの内側から湿気を追い出しましょう。ご飯と一緒に炊き込むのも簡単でお勧めです。
 また湿気は心の中にも少しずつ溜まります。心のモヤモヤを感じたら、軽くストレッチをする、のんびり湯船に浸かる、雨上がりには散歩に出かける、など適度な汗で心の湿気をカラッとさせましょう。

※ 二十四節気は太陽の動きにあわせて1年を24等分した暦のことで、季節の移り変わりを知る目安となる。
  太陽の動きによるので、毎年日付は固定されていない

中医食療薬膳師一級中山静江

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