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Thu

6/6

2024

誌上でめぐる世界の恐竜化石(18)マダガスカル

 インド洋に浮かぶマダガスカル共和国は世界で4番目に大きな島です。バオバブのような植物やワオキツネザルのような動物が有名で、現在、島内でみられる生物の90%ぐらいがマダガスカル固有の種だとされています。
 約7000万年前の白亜紀後期には、ラペトサウルスという草食の竜脚類恐竜が生息していました。ラペトとは、マダガスカルの先住民の言葉で「巨人」を意味します。ラペトサウルスは、鎧竜のように骨の塊が埋め込まれた皮膚を持っていたと考えられています。その骨の塊(皮骨)は、大きなものでは直径が17cm、厚さは6.5cmもありました。全長は15m程度で、竜脚類としてはそれほど大きな恐竜ではありませんでした。
 約1億5000万年前のジュラ紀末までは、マダガスカルは、南アメリカ、アフリカ、インド、南極大陸、オーストラリアと陸続きの巨大なゴンドワナ大陸の一部でした。その後、ゴンドワナ大陸は分離して、1億年前ごろにはマダガスカルはインドと大きな島になっていました※ 。
 約8000万年前にはマダガスカルはアフリカともインドとも離れて島になっていたらしいのです。ラペトサウルスは島に暮らす恐竜だから、小さかったのかもしれません。

※  約9400万年前の大陸配置では、インドがまだ南半球にあり、マダガスカルとつながっていた
(http://www.scotese.com/cretaceo.htm)

独立行政法人 国立科学博物館 副館長・研究調整役真鍋真

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