カラーバス効果脳と言葉の活用法

　「カラーバス効果」という言葉をご存じでしょうか。心理学用語のひとつで、ある事柄を意識すると、そのことに関する情報が目に飛び込んでくる、意識に残るという現象のことです。この現象は、皆さんの課題解決や目標達成に向けて、有効に活用することができます。
　新商品開発という課題を例にすると、スタッフと膝を突き合わせてじっくり時間を取ることも大切ですが、短時間でも課題について考え、脳のアンテナを立てることで、カラーバス効果が期待できるようになります。たまたま見ていたテレビ番組や雑誌、街中の広告や人との会話などで、新商品開発に関するヒントが自然と集まってきます。そのためには、自分がどんな課題を抱えていて、どういう方向で解決したいと考えているか、具体的に言葉にしておくことが大切です。
　また「5kg体重を落とす」といった目標達成に向けても効果的です。そういった目標を日常的に目につくところに掲げておくことでカラーバス効果が働き、ダイエットに関する情報や、ランニングしている人が目に飛び込んでくるようになります。目標を掲げるときは、その目標達成に関するポジティブな表現(5kg痩せたことによって得られるものなど)も併せて記載することで、より前向きに取り組めます。言葉の力をうまく使って、ビジョン実現を加速させましょう。

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