- 日替わりコラム
Thu
9/5
2024
みょうがは「花みょうが」と「みょうがたけ」に分類され、一般的にみょうがとして知られているのは、花の蕾のような形をしている「花みょうが」です。花みょうがには、7~8月に収穫される「夏みょうが」と、9~10月に収穫される「秋みょうが」があります。収穫の時期は近いのですが、見た目や食感は異なります。夏みょうがは小ぶりで、中身があまり詰まっていません。秋みょうがは色鮮やかで大きく、シャキシャキしており、秋みょうがのほうが好まれる傾向にあります。スーパーなどでパック売りされているみょうがのほとんどはハウス栽培されたもので、ふっくらとした丸みとツヤがあって、先がしっかり締まっているものがお勧めです。
みょうが特有の爽やかな香りやシャキッとした食感がアクセントになり、食欲を促してくれるので、サラダや和えもの、酢のもの、汁ものに加えたり、冷奴やそうめん、そばの薬味にするなど、食欲が落ちやすい夏から秋にかけて、こまめにとり入れましょう。アクが強いため、切ってからサッと水にさらすと美味しくいただけます。繊維に沿って切ると、シャキシャキした食感が活かせ、繊維を切るように輪切りにすると香りが立ちやすく、食材と絡みやすくなります。サッと湯通ししてから酢に漬けると色鮮やかになります。
管理栄養士/野菜ソムリエプロ篠原絵里佳
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