イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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10/8

2024

10月の二十四節気「寒露(かんろ)」と「霜降(そうこう)」

 10月(8日前後)に訪れる二十四節気※ は「寒露」です。
 「寒露」とは秋が深まり、朝の草花につく冷たい露のことを指しています。五穀が実りを迎え、山では木々が色づく準備を始める頃です。
 「寒露」の次は、草が枯れ霜も降り始める「霜降」(10月23日頃)へと続きます。この頃になると朝晩の冷え込みが厳しくなり、露が霜に変化し、空気もひんやりと感じるようになります。夏に疲れていた体もこの時期には回復し、実りの秋を迎えて、人間も動物も冬に負けない体を作るために食欲が増してきます。ここで、気をつけたいのは食欲に任せて食べ過ぎないこと。夏の疲れからようやく癒えたばかりの胃腸に負担をかけないように、よく噛み、腹八分目を心がけましょう。
 また、秋の乾燥した空気は、鼻や口を通して呼吸器へと入り込み、体の内側から潤いを奪います。潤いが不足すると、肌の乾燥や、乾いた咳、のどの痛みなどのトラブルを招くので、「体に潤いを補うこと」が秋の食べ方の最大のポイントになります。
 漢方では、酸味と甘みを組み合わせて摂ると体を潤すと考えられています。梨、ぶどう、柿など秋の果物がお勧めです。大根、山芋、蓮根、白ごまなどの「白い食材」にも体を潤す力があるといわれているので、普段の食事に白い食材を取り入れて潤い補給を心がけましょう。

※ 二十四節気は太陽の動きにあわせて1年を24等分した歴のことで、季節の移り変わりを知る目安となる。
  太陽の動きによるので、毎年日付は固定されていない

中医食療薬膳師一級中山静江

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