- 日替わりコラム
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12/9
2024
5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)」の5つの活動のことで、「ゴエス」と読みます。5Sは、衛生管理が命運を左右する食品業界では基本的な活動であると同時に、もっとも重要な活動でもあります。今回はそれぞれの役割を再確認してみましょう。
まず「整理」です。ものを仕分けし不要なものを処分して、必要なものだけを残すことです。不要なものによる作業性の低下や、食品への異物混入を防ぎます。次に「整頓」です。必要なものを使いやすいように整えて配置することです。ものの住所を決めることで、管理が容易になります。「清掃」は、製造環境や機械のごみ・汚れを取り除いて点検することです。日本の食品業界では、衛生がとても重要視されます。日常的な清掃を徹底することで、汚れや微生物の侵入を防ぎ、食品の安全性を高めます。清掃の頻度と方法を明確に定め、全員がその重要性を理解することが肝要です。「清潔」は、整理・整頓・清掃の行き届いた状態を保つことです。これを徹底することで、職場での事故などを防ぎ、安全性の向上にもつながります。最後の「躾」は、職場のルールや規律を守り習慣づけることです。悪いことをさせないのではなく、良いことを習慣化させるイメージです。良いことが自然にできるようになると競争力が高まり、好循環が生まれます。
カゴメ株式会社 未来創造LAB/中小企業診断士宮﨑健太
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