- 日替わりコラム
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2025
木製やガラス製の器具は、劣化してササクレができたり、割れたりしやすいものです。作業中にササクレやヒビがあるものをそのまま使った場合、製品に破片が混入する危険性があります。木片やガラス片は硬くとがっていることが多いため、誤って食べた人がけがをしてしまう可能性が高いのです。事故につながる危険性が高い木製やガラス製の器具は、使用しないようにしましょう。またやむを得ず使用する場合には、使用する前にササクレやヒビがないか、必ず確認してから使用するように心がけましょう。
また、製造器具だけではなく、使用する文房具などにも注意が必要です。折れ刃式カッターの刃先や鉛筆・シャープペンシルなどの芯は折れたことがわかりにくく、折れた際に探すことも困難です。もしカッターの刃が製品に混入してしまったら、大事故につながります。そのようなことを避けるために、多くの工場では壊れたことや破損したことがわかりにくいものは使用禁止になっている場合があります。工場の中で使用禁止と決められているものは、勝手に持ち込んだり使用したりしないようにしましょう。特に筆記用具などは自分が使いやすいものを使用したくなってしまいますが、備品は必ず会社から支給されているものを使用するようにしましょう。
イカリ消毒編『食品工場必携 食品衛生べからず集』(2009年発行)改編
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