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2025

三浦半島の自然と歴史(38)城ヶ島近況

 海触崖(かいしょくがい)と砂丘が混在する自然海岸がある城ヶ島は、三浦半島の最南端の三崎と城ヶ島大橋でつながっています。島と三崎港の産直センター「うらりマルシェ」の間には渡船や水中観光船もあります。橋を渡ったところにあるのが、北原白秋の詩碑がある神奈川県立城ヶ島公園です。南には、長い年月をかけて波に浸食されてできたアーチ状の「馬の背洞門」があり、周りには見どころが多数あります。その先の切り立った崖には、県指定の天然記念物になっている渡り鳥ウミウの生息地が望めます。ウミウは千島列島から11月頃に飛来し、翌年の4月頃まで営巣しているそうです。島の西側には、城ヶ島灯台があります。明治時代にフランス人技師ヴェルニーにより設計された、日本で5番目に点灯した洋式灯台です。関東大震災により倒壊しましたが再建され、現在は2代目です。東側の安房埼(あわさき)灯台は、三浦大根をモチーフにしたデザインの灯台で、令和2年3月に新規改装されました。
 また、公園内で1月中旬頃から咲き始める八重咲き水仙が見事です。2月中頃以降だと、京急線三崎口駅と三浦海岸の間にある河津桜並木の開花と重なるので、両方楽しめます。島にあった城ヶ島京急ホテルは2022年5月で終了しました。ホテル京急油壺観潮荘(あぶらつぼかんちょうそう)も2024年3月に営業を終了しました。寂しい限りです。

NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会 常任理事前川秀彰

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