- 日替わりコラム
Fri
5/9
2025
年間を通して食されるキャベツですが、季節によってその味わいは異なります。今が旬の春キャベツは、巻きが緩くてふんわりとしており、切ると内側まで黄緑色をしています。甘くてみずみずしく、柔らかいため、サラダや浅漬けなど、生で食べるのがお勧めです。そして味わえる期間が限られているので、旬を感じることもできます。7月頃からは、夏秋キャベツが収穫されます。別名「高原キャベツ」とも呼ばれ、北海道や長野県、群馬県などの涼しい地域で収穫されます。巻きがしっかりしていて葉は厚めですが、柔らかくて甘みがあります。春キャベツと冬キャベツの良いとこ取りをしているようなキャベツです。生でも加熱しても美味しくいただけます。冬キャベツは、葉が厚くなり、巻きもしっかりしています。切ると内側が白いのが特徴です。煮込んでも崩れにくく、甘みが増すため、ロールキャベツなどの煮込み料理や、お好み焼きのように焼いたり、炒めたりするのもお勧めです。
キャベツに豊富なビタミンCは熱に弱い性質をもつため、サラダのように生で食べるのがお勧めです。また、煮込みや炒めものなど加熱するとカサが減り、量を食べることができるため、食物繊維をしっかり摂ることができます。キャベツをいろいろな調理法で味わうことで、美味しさや、取り入れやすい栄養素もそれぞれ変わってきます。
管理栄養士/野菜ソムリエプロ篠原絵里佳
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