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2025

健康寿命を延ばす3つのフレイル対策

 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を「健康寿命」といいます。厚生労働省によると、2022年の健康寿命は男性72.57歳、女性75.45歳で、前回調査(2019年/3年ごとに調査)から男性は0.11歳短くなり、女性は0.07歳延びました(平均寿命は2022年で男性81.05歳、女性87.09歳)。全国でもっとも健康寿命が長かったのは男女ともに静岡県で、男性は73.75歳、女性は76.68歳でした。厚生労働省は、健康寿命を2040年までに男性で75.14歳以上、女性で77.79歳以上にすることを目標とし、要介護の前段階であるフレイルや認知症の予防対策として研究を進めています。
 フレイルは「虚弱」を意味する「frailty」が語源で、健康な状態と要介護状態の中間の段階、つまり加齢により筋力や心身の回復力が低下し、介護が必要になりやすい状態のことをいいます。フレイル対策として、東京大学高齢社会総合研究機構は、栄養(食・口腔機能)、運動、社会参加を提唱しており、この3つに取り組むことで進行を緩やかにし、元気な状態に戻ることが可能としています。フレイルの評価として、Friedらの評価基準が国際的によく用いられています。また高齢者研究団体や自治体のサイトでセルフチェック方法なども紹介されています※ 。

※ https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/shindan.html

介護福祉士中村和彦

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