イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

5/29

2025

食品工場での衛生管理のポイント(15)洗浄の手順と頻度は決められたとおりに

 皆さんの工場で日々行われている洗浄は、使用後の包丁やまな板、床などをきれいにし、食中毒の原因となる雑菌を取り除くために行うものです。そして、その洗浄手順や頻度は、製造環境や機械・器具の汚れ具合、衛生の度合いなどによって決められています。「きれいだから」、「一日くらいやらなくても」など、自分の判断で洗浄の手順を省いたり頻度を勝手に減らしたりすると、汚れが固まって、通常の洗浄方法では落ちなくなってしまいます。また、汚れを栄養として雑菌や虫の繁殖源になり、食中毒を起こす原因となることがあります。定められた洗浄の手順と頻度の意味と重要性を考えて、決められたルールで適切に洗浄を行いましょう。
 さらに、機械の分解洗浄時、「分解して洗浄すれば」作業は終わりと思っている方がいるかもしれません。機械を分解して洗浄した場合、元どおりに部品を組み立てるのもきわめて重要なことです。特にネジやパッキンなどの部品が混入異物になりやすいだけではなく、部品が不足していたりきちんと組み立てられていなかったりすると、機械が正常に動かないことがあります。したがって、分解洗浄の終了時には「余っている部品はないか」、「適切に組み立てられているか」など、確認を怠らないようにしましょう。

イカリ消毒編『食品工場必携 食品衛生べからず集』(2009年発行)改編

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