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Thu

6/26

2025

アルツハイマーと類似のスマホ認知症

 スマートフォンを長時間利用することで脳への負担が増えて、認知機能が低下することを「スマホ認知症」と呼びます。人の名前が出てこなくなる、簡単な計算ができなくなる、言語障害、コミュニケーション能力の低下など、スマホ認知症の症状はアルツハイマー型認知症と似ています。こうした症状は一過性であり、回復することが多いようですが、若年性認知症につながるリスクがあるとも考えられています。
 東北大学応用認知神経科学センターの榊浩平助教によると、スマホを使用すると脳の中で思考や注意能力などをつかさどる前頭前野部が働かなくなり、脳の機能が低下するそうです。
 スマホ認知症を防ぐには、脳を休ませることが重要です。何気なくスマホを見ている間も脳は休まず動き続けるので、疲労が蓄積してしまいます。短くてもよいのでスマホをまったく見ない時間をつくり、脳がリフレッシュできるようにしましょう。ぼうっとしたり風景を眺めたり、情報にさらされないようにすることで、脳機能の回復につながります。さらに散歩などで体を動かすことも脳機能の活性化が望めます。
 スマホの一日の使用時間はスマホの設定画面で確認することができます。何に利用したのかも確認できるので、チェックしておくことをお勧めします。

介護福祉士中村和彦

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