イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Fri

8/1

2025

ストレス社会を心穏やかに生きる(130)「生きる」とは何か

 古来、旧暦8月1日には、「地獄の釜の蓋(ふた)」をもが開かれ、程なく、数多(あまた)の精霊(しょうりょう)が里帰りをなされる、お盆の季節をお迎えいたします。
 「魂」は、目に見えず、肌に触れ、直接会話することは叶いませんが、心に感じることのできる、確かな「いのち」が、今ここにあります。
 ・人間は、どこからやって来て、また、どこへ帰っていくのか。
 ・何のために生を受け、また、何のために死を受けるのか。
 ・「自分」とは何者で、「生きる」とはどういうことなのか。
 私たちは、この人生において、あらゆる「命題」を課せられています。しかも、その「命題」は、他の誰でもない、自分自身で課したものだと言われます。苦しみや悲しみも、寂しさや困難でさえも、自らが自らに課した、「魂(いのち)」を向上させるために必要不可欠な経験なのだそうです。そして、その経験から感じ得た「生きる喜び」や「生きる幸せ」というものが、人生における本当の意味での「宝物」なのではないでしょうか。
 私たちの人生は、あらゆる「命」の上に成り立っており、「仏さま」や「精霊」という存在が、いつでも私たちを見守って下さっています。だからこそ、亡くなった方に報いる生き方をすることが、生きている者の「つとめ」なのではないかと思うのです。そんな「想い」をもって、今年も、お盆のご供養を厳修申し上げたいと思います。

合掌

下野薬師寺別院 舎那殿壇 龍興寺 副住職阿波建多

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