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2025

コーポレートガバナンス・コード策定から10年

 東京証券取引所がコーポレートガバナンス・コード(CGC)を公表してから2025年5月で10年が過ぎました。
 CGCは企業の持続的な成長に向けて、ガバナンスのあり方や行動規範を定めたもので、5つの基本原則を含めた合計「83の原則」から成ります。5つの基本原則とは、「株主の権利・平等性の確保」、「株主以外のステークホルダーとの適切な協働」、「適切な情報開示と透明性の確保」、「取締役会等の責務」、「株主との対話」を指します。CGCの大きな特徴は、83原則について、すべてを履行することを詳細に決めた「細則主義」ではなく、自社の置かれた状況に応じて取組みを選ぶことができる「原則主義」を採用した点です。その精神は、「コンプライ・オア・エクスプレイン(原則を実施するか、実施しない場合には、その理由を十分に説明するか)」という言葉に集約されます。
 今後の企業ガバナンスについて、NPO法人サステナビリティ日本フォーラムの後藤敏彦特別顧問は、「企業がリスクに強い『攻めのガバナンス』を実現するためにも、『なぜ(これに取り組むのか)』の問いを重ねることが重要だ」と指摘しました。そのためにも「自社のビジネスモデルがサステナブルかどうかを見直し、変革に結びつけていくことが重要である」と説いています。

『オルタナ』前編集長森 摂

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