イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

9/11

2025

若き開発者への手紙(57)幸せホルモン

 「暑いときこそ辛いものが食べたくなる!」という人がいます。唐辛子に含まれる辛味成分カプサイシンを摂取すると、脳内で「β―エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌されます。これには辛味※1 による刺激を和らげる働きがあり、モルヒネの数十倍の鎮痛作用があるといわれています。そのため、「幸せホルモン」や「脳内麻薬」とも呼ばれています。この「辛さが快感を生む」という記憶が、「もっと辛いものを食べたい」という食の習慣化と欲求につながっていると考えられます。
 こうした「幸せホルモン※2 」は、辛いものを食べなくても分泌させることができます。その1つが「人にやさしくすること」。他人に親切に接すると、脳内でオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは、心の安定や免疫力の向上、ストレスの軽減に役立つとされ、(1)スキンシップ、(2)ペットとのふれあい、(3)軽い運動、(4)瞑想や深呼吸、(5)感謝の言葉を口にする——といった行動によっても分泌されるといわれています。
 「人生は他人を応援した分だけ輝く」と言った人がいました。人にやさしく親切に接し、応援することは、自らの幸せホルモンを活性化させます。自己免疫力を高め、ストレスを軽減し、健康で幸せな人生を後押ししてくれることにもなるのです。

※1 辛味は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」という五味とは別に痛覚で感じる
※2 ドーパミン、セロトニン、オキシトシンなど

商品開発アドバイザーH・B 山越

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