- 日替わりコラム
Thu
9/18
2025
今年5月20日、歌手・橋幸夫さんがアルツハイマー型認知症であることを、所属事務所の石田社長が公表しました。また本人の希望により、今後も芸能活動を続けることも発表されました。
橋さんは2020年頃から物忘れが目立ち始め、軽度のアルツハイマー型認知症と診断されていました。その後、2023年11月に右頭頂葉の脳梗塞を発症。そして、昨年12月には中程度のアルツハイマー型認知症との診断を受けました。80歳の誕生日に、老化や喉の衰えを理由に引退を表明したものの、昨年4月にその決意を撤回し歌手活動を再開していましたが、さらに認知症でも歌い続けようというのです。橋さんのその想いは、変わらない歌声を聞けば一目瞭然でした。音楽活動の継続は、医師からの勧めでもあります。石田社長は、「何もしない生活にすれば、あっという間にガタガタと(病状が進行)するのではないか。ならば皆様に知ってもらって、歌を続けることを選ぼうと思い、橋に休む必要はないと伝えました」と語ります。現在、コンサートのMCには社長が一緒にステージに入り、進行をサポートしています。
「できない」と決めてしまえばそこで終わりですが、「できるように支える」ことで、可能性は広がります。認知症は人生の終わりではなく、当事者と周囲がともに歩む新たな人生の始まりともいえるのです。
介護福祉士中村和彦
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