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2025

SDGsの目標年まであと5年しかない

 2015年に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、2030年を目標年と定めました。今年は「SDGs発足10年」という節目の年ですが、残り5年で、これまで以上に目標達成に向けての取組みが必要であることが改めて浮き彫りになりました。
 ユニセフと国際労働機関(ILO)はこのほど、2024年の児童労働人口が約1億3800万人だったと公表しました。そのうち、特に有害な労働に従事する子どもは約5400万人に上ると指摘しました。SDGsでは、「目標8」で2025年までにあらゆる形態の児童労働を撲滅するという目標を掲げていますが、ユニセフは「達成されない見込み」と警鐘を鳴らしました。ユニセフとILOの報告書によると、児童労働は2020年以降は2000万人以上減少し、状況は改善しました。ただし、2030年までに児童労働ゼロを達成するには、現在の削減率を11倍速める必要があると指摘しました。
 SDGs17ゴールの達成については、これまでにも大きな遅れが指摘されています。特に、2020年からの新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延によって、各ゴールの達成が遅れました。私たちは、残された5年においても、そしてポストSDGsにおいても、これまで以上に社会課題の解決に取り組む必要があるのです。

『オルタナ』前編集長森 摂

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