- 日替わりコラム
Tue
11/11
2025
現在、オフィス空間は多様なカタチで都市に分散しています。いわゆるオフィスビルに代表される箱型のオフィス建築(センターオフィス)のほか、企業活動やワーカーを支援するサービスオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースなど、さまざまな形態が存在します。
では、センターオフィス以外で働ける場(支援型サードワークプレイス)には、どのような種類があるのでしょうか。専門の学会では以下のように、機能別に分類・定義しています。
・刺激と交流を支えるシェア環境:入居者同士のつながりを生む、ビジネスコミュニティの醸成の場
・個人向けの立ち寄り拠点:フリーランサーのタッチダウンスペース
・法人メンバーのサテライト拠点:企業テレワーカーの拠点
・組織の外とつながる場所:多様な利用者に開かれた場所
・ビジネス拡大のための前線拠点:ベンチャー企業を支援する拠点
・プラットフォーム環境としてのオフィス:センターオフィスに近いさまざまな設備が整ったサービスパッケージ型の施設
このように、機能ごとに多様なサービスがあり、利用者は戸惑うかもしれません。そのため、利用する際には自分(たち)にとって何が必要なのかをしっかりと把握した上で選ぶことが大切です。
東京造形大学 名誉教授地主廣明
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