- 日替わりコラム
Thu
12/25
2025
全国で増え続けているこども食堂ですが、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大は大きな転機となりました。東京では学校が休校となり、飲食店は休業を余儀なくされるなど実質的なロックダウン状態で、こども食堂の開催については、それぞれの判断に委ねられました。
その頃、女子児童が実父の虐待により命を落としたという痛ましい事件の裁判の様子が報道されていました。私たちは「学校以外で、SOSを出せる場所が一つでも多くあるほうがよい」と考え、会食ではなくお弁当を配るという方法に切り替えて継続しました。すると、給食で使う予定だった卵などの食材や、東京オリンピック延期で販売できなくなったロゴ入りの菓子、マスクなど、次々と寄付が届くようになりました。それらをお弁当と一緒に親子にお渡しし、大変喜ばれました。
こども食堂は一つひとつの規模が小さく、特に東京は食料を十分に保管できるスペースがありません。フードロス削減のために寄付された食品や災害備蓄食品をこども食堂に分配する仕組みがあれば、災害など非常時にも役立つと考えています。企業などから寄付された大量の食料を保管し分配する大型倉庫、各こども食堂が直接食料を受け取れる近隣の中型拠点をネットワークで結び、都内各地に整備する活動を広めていきます。
NPO法人 こどもプロジェクト 代表福田恵美
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