イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Wed

12/31

2025

地域農業の未来を拓く(5)

 これまで、国産農産物や有機栽培など循環型農業で生産された農産物について紹介してきました。しかし、こうした原料を使うと製造原価が高くなり、製品の価格を上げざるを得なくなって、売りにくくなると考える食品製造業の方もいると思います。
 もともと日本の食品や農産物は安全なのだから、あとは美味しくて、なおかつできるだけ安いほうが良いと考える消費者が多いのが現実です。しかしその結果、農家の収入は低迷し、後継者がいないという深刻な問題が生じています。農業分野でも消費者教育は最大の課題です。
 そこで南阿蘇では、「風景をつくるごはん」というキャッチフレーズで、「多くの観光客を魅了するこの田園風景と食べものはつながっていますよ」、「地元の農産物を食べることで、地元の風景は守られていますよ」といった内容のPRを始めました。「風景をつくるごはん」という言葉は東京科学大学※ の真田純子教授が提唱されたもので、日常の食べものの選択が風景や地域、地球環境にどのような影響を与えるのかを体感するゲームも製作されています。南阿蘇でも南阿蘇版のゲームを作って体験の場を設けています。こうした取組みなどを通じて食に対する関心を深めてもらい、身近なところでできたものを食べることが、体や環境、そして社会にも良いと思う人が増えることを期待しています。

※ 旧東京工業大学(2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、名称変更)

一般社団法人 南阿蘇村農業みらい公社 事務局長山戸陸也

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