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Thu

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2026

薬草に親しむ(9)アロエ類

 今回は、東京都薬用植物園で栽培しているアロエ類を紹介します。アロエ属の植物は300種以上あるといわれていますが、当園では、温室にアロエフェロックス、アロエアフリカーナ、キダチアロエ、アロエベラの4種類を栽培しています。キダチアロエは薬事資料館の事務室前でも栽培しています。
 アロエフェロックスとアロエアフリカーナの原産地は南アフリカです。1月中旬から2月下旬にかけて葉の付け根から太い総状花序(かじょ)を立ち上げて黄色い管状の花を咲かせます。これら2種類は、日本薬局方に収載されています。生薬名はアロエで、葉から得た液汁を乾燥したものが緩下剤として用いられます。
 キダチアロエの原産地も南アフリカです。葉の内部のジェル状の部分は、民間療法として火傷や外傷の部位に塗られることがありますが、これらは医薬品ではないため、人によっては皮膚炎を起こす場合があり、注意が必要です。12月上旬から1月下旬にかけてオレンジ色の花が見られ、観賞用として家庭でも多く植えられています。
 アロエベラの原産地は不詳です。半透明の葉肉が特徴で、ヨーグルトに入れるなど食用として、また保湿性を活かした化粧品の原料として用いられます。

東京都薬用植物園 主任研究員中村耕

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