イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Wed

3/11

2026

生活視点で災害時のBCPを考える(2)東日本大震災を振り返る

 2026(令和8)年3月で、東日本大震災から15年が経ちます。1年と少し前、私は13年ぶりに気仙沼市を訪れました。震災2か月後、行政による避難所の衛生対策活動で巡回した場所です。避難所だった小学校は廃校になり、中学校は統合されて公民館に変わっていました。一方、自主避難所であった高齢者向け施設の集会室は当時のままでした。
 発災当初の避難所運営に携わった人たちに話を聞くことができました。「電気が通ったのは1か月後でした。それまでは発電機を利用しました。夜の明かりは、ろうそくや懐中電灯です。ろうそくは、思ったより明るかったです」「当日から断水でした。近くに湧き水を原水にした簡易水道があって、その水を汲みにいきました」。話をうかがう中で、特に印象に残ったのは人間関係の話でした。「避難してきて、座布団の取り合いになりました。『これは、オレの座布団だ』と引っ張ったのは、顔見知りの男性でした。驚いて、人と人との関係を考えさせられました」、「津波被害を受けた冷凍倉庫から解凍状態のイワシが運ばれてきたときは、手がかじかむ寒さの中、少人数で夜通し魚をさばきました。あの人は、手伝ってくれなかったな」と昨日のことのように話していました。災害時の不便さより、信頼関係があると思った人と助け合う関係をつくれなかった無念さが伝わってきました。

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オフィス環監未来塾 代表中臣昌広

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