- 日替わりコラム
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3/31
2026
加熱温度の確認記録や異物検出機の動作確認記録、清掃の実施確認記録など、記録とは、「きちんと実施したこと」「確実に確認したこと」を示す”証拠“です。いくら口頭で「やりました」と説明しても、それは何の証拠にもなりません。また、記録は後になって証拠として用いられるものです。そのため、内容が正確でなければ意味がありません。記録をつける際には、現状をよく確認し、事実をありのままに記載することが重要です。「よくないこと」は誰しも記録に残したくないものですが、見たまま・測ったままを記載しましょう。
さらに、製造作業中に忙しいからといって、記録を後回しにしてはいけません。「覚えておいて、あとで記録しよう」という対応は、”記録“ではなく”記憶“に頼ることになります。その結果、誤った内容を記録してしまったり、記録そのものを忘れてしまったりするおそれがあります。正しい記録を残すためには、記録が必要なタイミングで、リアルタイムに記載することが基本です。
そして、記録は実際に作業や点検を行った本人が記入することが必須です。代筆してしまうと、誰が実施したのかがわからなくなり、記録の信頼性が損なわれます。「忙しそうだから代わりに書いてあげよう」といった配慮は、かえって問題を生むため、行ってはいけません。
イカリ消毒編『食品工場必携 食品衛生べからず集』(2009年発行)改編
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