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2026

三浦半島の自然と歴史(47)新たな道路計画「西海岸線」

 小網代(こあじろ)湾にあるシーボニアマリーナの油壺側入り口付近で、道路脇の石垣の上の樹木が伐採され、整地が行われていました。現場の方の話では、「橋を架ける準備ではないか」とのことでした。そこで神奈川県の道路計画を調べてみると、「西海岸線」という都市計画道路があることがわかりました※1 。この道路は三崎漁港を起点とし、小網代湾をまたぐ橋(小網代大橋)を経て京急三崎口駅付近の国道134号へ至る、全長約6kmの計画です。現在、三崎口から三崎漁港へ向かう道路は道幅が狭く、観光シーズンには渋滞が続くことも多いため、その緩和を目的としたバイパスとして整備されるものです。また、災害時の交通確保や観光振興を支える役割も期待されています。京急電鉄は三崎口から油壺方面への鉄道延伸を検討していましたが、2016年に計画が凍結されました。今回の西海岸線は、その延伸が想定されていた地域を通ることから、いわば「鉄道延伸の道路版」ともいえる計画です。
 バスの運行も想定されると思われますが、将来の地域交通としては、宇都宮などで導入されたLRT※2 のような新しい交通手段を検討する余地もあるのではないかと感じます。比較的車両重量も軽く、2両編成程度であればバスに近い運用も可能といわれています。今後の交通のあり方として一考の価値があるように思われます。

※1 神奈川県HP「都市計画道路 西海岸線」
※2 Light Rail Transitの略

NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会 常任理事前川秀彰

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