- 日替わりコラム
Thu
6/11
2026
現在、ウェルビーイングオフィス、すなわち心身にも社会的にも幸福度が高いオフィスづくりが求められています。その実現のために、「バイオフィリックデザイン」の導入が注目されています。バイオフィリックデザインとは、自然素材や風景、音、光などを積極的に取り入れ、心と体の健康や幸福感を高めるデザイン手法で、オフィスでは主に植栽の導入が行われます。植栽は、安らぎ効果や吸音効果があり、時にはパーティション代わりとして多くのオフィスに導入されています。
では、どれだけ植栽を入れればその効果が得られるのでしょうか。まったく植栽を入れないオフィスと、大鉢を周辺に配置したオフィス、小鉢を周辺に配置したオフィス、そのミックス、そして、周辺に大鉢、デスク上にも小鉢を配置した場合などで、ストレス緩和の程度を比較した実験があります。すると、まったく植栽を配置しない状態を「1」とした場合、大鉢や小鉢を周辺に数多く配置した場合が「3」、デスク上に小鉢を配置した場合も「3」と評価されました。そして、周辺に大鉢、デスク上に小鉢を適宜配置したものが「5」と評価されました。この結果から、単に数を多く配置するだけでは効果が出ないことが示され、適切な量を周辺とデスク上にバランス良く配置することが有効であることがわかりました。
東京造形大学 名誉教授地主廣明
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