- 日替わりコラム
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7/6
2026
コンビニエンスストアやスーパーに並ぶ食品や、家庭で捨てられる食材を思い浮かべると、「環境と食」の問題が気になります。これらは日々の生活の中で、つい見逃されることも多いのではないでしょうか。
もっとも身近で大きな矛盾は、いわゆるフードロスの問題です。私たちは、大量生産による恩恵を受ける一方で、その前提を損なう大量廃棄という現実にも直面しています。この問題の難しさは、外食産業や流通、食品製造業だけでなく、家庭も関わっているというところにあります。
食に限らず、世の中には環境に配慮した製品があふれています。ただし、環境への具体的な配慮には一定のコストがかかります。そのため、環境配慮型の製品は高価になりがちです。
便利さ(安価・即時性)を求める現代の食生活では、持続可能性(時間・コスト)を重視した食の追求は、目の前の便利さをあきらめることにもつながります。ここには、持続可能性と便利さのトレードオフが存在します。さらに、環境に配慮したい気持ちはあっても、現実の生活が厳しく、それを許容できない経済状況の場合もあるかもしれません。
「環境と食」の問題は○×試験で正解を求めるようにはいきません。両極を見据えながら、日々意思決定を積み重ねていくしかありません。これも現代の食が岐路に立つ所以ではないでしょうか。
実践女子大学 食科学部 教授/宮城大学 特任教授三石誠司
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