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2026
三浦半島の地層からは、太古の海に生息していた「ムカシオオホホジロザメ(メガロドン)」の化石が発見されています。約1800万年~300万年前(新生代第三紀中新世~鮮新世)に生息していたとされ、現在のホホジロザメ(最大約6m)をはるかに超える巨大ザメだったと考えられています。メガロドンの化石は、ほとんどが歯だけの状態で見つかります。そのため昔は正体がわからず、「天狗の爪」と呼ばれていました。神奈川県では三浦半島以外にも大磯地域で化石が発見されています※1 。
1989年には埼玉県で、上下顎の歯73本を含む貴重な化石が発見されました。全長約12mと推定されています。かつて全長は30mに達するといわれていましたが、現在は15m前後と推定されています。当時の海には原始的なクジラの仲間も生息し、メガロドンの餌となった種類もいたのではないかと考えられています。絶滅の理由については、水温低下に適応できなくなったためなどと考えられています※2 。また、この時代には、食肉目のクマに近い祖先が海へ進出し、後のアシカやアザラシなどの鰭脚(ききゃく)類へ進化したとも考えられています。
太古の海に君臨した巨大ザメの存在は、三浦半島の地層の中に、今もなお静かにその痕跡を残しています。
※1 『自然科学のとびら』樽創 第7巻第3号 p24 神奈川県立生命の星・地球博物館 2001年
※2 諸説あり
NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究所 常任理事前川秀彰
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